製造に興味があり、特にプログラムを用いたＮＣ旋盤やＭＣ等の材料を削る仕事がしたいと思っていた時に、学校へ求人票が届いていたのでチャンスだと思い応募しました。面接では、今やっているスポーツとか趣味の話とか当たり障りのない話が多く、不合格だと思っていました。入社後、「高校での勤勉な態度が分かったので採用した」と言われ、ありがたく思った記憶があります。

今はＮＣ旋盤を担当しています。プログラムを組み、工具を付け、どのようにすれば短時間で加工が出来るか、きれいに品物を作れるか、無駄なタイムロスや失敗を未然に防ぐ事が出来るか 等を考えながら作業をする為、とても難しくやりがいのある仕事だと思っています。まだまだ先輩の動きには到底適わないので、知識、経験を身に着けて近づいて、抜けるようにすることが今後の目標だと思います。

学生から社会人になるギャップがあり、いつまで経っても出来ない事が多過ぎて、正直自分に嫌気がさしました。
例えば機械でミスをして、商品や工具を破損したときなどは、学生の間はナァナァで許されていたのですが、ホシモトの現場では、ミスした分の電気代や工具代、材料代を持ち出されて、「お前が無駄にした金額はこんだけあんねんぞ」と詰められることが多く、働くことの厳しさを知りました。当時はとにかく単純に腹が立つだけでしたが、現場になれて商品の値段を考えることがある程度できるようになった今では、いい経験だったなと思っています。

バイトとは違い失敗をすればとても大きな損害を出します。入社してからは、緊張感を持って目の前の事に当たってきたと自分でも思うのですが、高校の先生に久しぶりにあったときに、言葉遣いや礼儀などがしっかりしてきていると、褒められたときは、とてもうれしかったです。

将来的にはすべての機械を動かせるようになり、次に入って来る新人に頼られるようになりたいです。
プライベートでは趣味のバイク（ヤマハ）や音楽（クラシック、ジャズほか何でも）に没頭しながら生きていけたら良いなぁと思います。